第8回 ビジネスモデル教えちゃいます塾
Vol.009
- 発行日:2010年03月22日
(サンプル公開 対象記事)
(前回「第7回 ビジネスモデル教えちゃいます塾」はこちら)
今回はtwitterと人材募集について考えてみようかと思います。実は前職のライブドア時代は極力リクルートなどの人材会社に人材募集活動の発注をすることを許可しませんでした。その理由は、リクルートなどの会社が非常に収益率が良いからです。
リクルート事件時に約1兆円の負債を抱えた同社はその後の10数年で毎年1000億以上を返済し遂に無借金会社になりました。つまり人材ビジネスというのはそれだけ収益率が良いのです。リクルート出身者には優秀な人が多いですが、当然人材ビジネスをしていて優秀な人材はその人材ビジネスの会社が優先して採用すると思いませんか?
(前回「第7回 ビジネスモデル教えちゃいます塾」はこちら)
今回はtwitterと人材募集について考えてみようかと思います。実は前職のライブドア時代は極力リクルートなどの人材会社に人材募集活動の発注をすることを許可しませんでした。その理由は、リクルートなどの会社が非常に収益率が良いからです。
リクルート事件時に約1兆円の負債を抱えた同社はその後の10数年で毎年1000億以上を返済し遂に無借金会社になりました。つまり人材ビジネスというのはそれだけ収益率が良いのです。リクルート出身者には優秀な人が多いですが、当然人材ビジネスをしていて優秀な人材はその人材ビジネスの会社が優先して採用すると思いませんか?
また、それだけ利益を上げているということは、リクルートに発注した会社の本来上げるべきだった利益を吸い取られているということです。つまり、リクルート社のような会社に搾取されているといっても過言ではありません。だから我慢して採用活動を外注することをしませんでした。
ですから、色々工夫して例えば会社の知名度を上げたり、東大の学生課にタダで張り紙をしたりFind Job!などの無料サイトを活用したり、はたまた色んなサイトを作ってそこのユーザに対して採用活動を行うなどの工夫をしていました。最後にはライブドアキャリアという会社を合弁で作り、遂にはリクルート社などの人材ビジネスの会社から広告の受託を受けるまでになりました。人材募集というのは実は会社にとっては非常に重要なのですが、それを多くの会社が外注してしまっているというのは自ら競争を放棄しているといっても過言ではないでしょう。
最近話題になっているtwitterを人材募集に活用できるのではないかと思ってきました。ただしIT関連に当面は限られるかもしれません。少なくとも人材関連の部署はtwitterアカウントを持って採用に関するデータをつぶやき続けるのは大事なのではないかと思います。自分達の仕事に関連のありそうなフォロワーの多い有名人をフォローして、その人に絡んでいる人に採用側から問いかけをしてみるというのも面白いかもしれません。既にいくつかの会社がtwitter採用の仕組みづくりも試しているようです。
http://www.venturenow.jp/news/2010/03/16/2341_008123.html
人材ビジネスというのは、リーマンショック以降の不況で転職などの市場が冷え込んでいるとは言えニーズがなくなっているわけではありませんから、工夫次第で一つの大きな事業になっていくかもしれないと思いました。
ですから、色々工夫して例えば会社の知名度を上げたり、東大の学生課にタダで張り紙をしたりFind Job!などの無料サイトを活用したり、はたまた色んなサイトを作ってそこのユーザに対して採用活動を行うなどの工夫をしていました。最後にはライブドアキャリアという会社を合弁で作り、遂にはリクルート社などの人材ビジネスの会社から広告の受託を受けるまでになりました。人材募集というのは実は会社にとっては非常に重要なのですが、それを多くの会社が外注してしまっているというのは自ら競争を放棄しているといっても過言ではないでしょう。
最近話題になっているtwitterを人材募集に活用できるのではないかと思ってきました。ただしIT関連に当面は限られるかもしれません。少なくとも人材関連の部署はtwitterアカウントを持って採用に関するデータをつぶやき続けるのは大事なのではないかと思います。自分達の仕事に関連のありそうなフォロワーの多い有名人をフォローして、その人に絡んでいる人に採用側から問いかけをしてみるというのも面白いかもしれません。既にいくつかの会社がtwitter採用の仕組みづくりも試しているようです。
http://www.venturenow.jp/news/2010/03/16/2341_008123.html
人材ビジネスというのは、リーマンショック以降の不況で転職などの市場が冷え込んでいるとは言えニーズがなくなっているわけではありませんから、工夫次第で一つの大きな事業になっていくかもしれないと思いました。